管理会社の役割

2011.09.30

大規模修繕工事を運営する際の、管理会社の役割も微妙な立場にある。もともと管理会社の仕事は、請負業務と委託業務の両面をそなえている。清掃などは明らかに請負業務であるし、管理組合運営協力などは委託業務の性格が強い。この請負業務と委託業務の幅のとり方が管理会社の性格を決めている一面があり、その結果として管理会社によって大規模修繕工事へのかかわり方がちかっている。大きくは、アドバイスだけをして大規模修繕工事にはいっさいかがわらないもの、設計監理のコンサルタント業務をするもの、実際の工事を受注するものの三つに分かれる。管理組合にとって管理会社は身近な存在であるので、設計監理方式、責任施工方式ともに、まず第一の検討事項になる。ただし、これには十分な注意を要する。設計監理委託をする場合には、特定の施工会社と密接な関係になっていないか、真に第三者的な立場に立ちうるかを検討する必要がある。また、工事を依頼する場合は、社内に十分な工事請負体制が整備されているかの事前調査が重要である。現状では設計監理、責任施工ともに社内に十分なスタッフをそろえていない会社が多く、下請会社まかせということもけっしてめずらしいことではない。

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