土間は奥の方が少し高くなるので、ぴったりと閉まっているドアが内側へ開いていくと、ドアの下端が土間の高い部分をこすることになる。この難点を避けるためには、ドアの下に、土間の床の高さの変化に応じた空隙をつくっておくほかないが、そうすれば隙間風や埃が入ってくる。これに比べると、外開きのドアは技術的処理がずっと楽である。子供が脱ぎ散らかした履物にドアが引っかかる心配をしなくてすむし、ドアに向かって水勾配をとれば、水はスムースに流れだす。
(参考情報)
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土間の勾配を考えてドアの下に空隙をつくる必要がないばかりでなく、土間のドアの外のポーチの間にわずかの段差をつけて、戸当たりを兼ねさせると、風が吹けば風圧でドアが戸当たりにピッタリ押しつけられることになるから、隙間風や埃も効果的にシャットアウトできる。つまり、玄関ドアの外開きは「履物を脱ぐ」「土間を水洗いしたい」「隙間風を嫌う」という日本人の生活様式に適した、現実的な解決ということになろう。