ネットワークという考え方

2011.10.28

建設業の工程管理の手法としての「ネットワーク」は、建設業の技術者であれば、ほとんどの人がその言葉は知っている。ネットワークの始まりは一九五八年、アメリカ海軍がポラリスミサイルを開発する時に、数多くのプロジェクトをコントロールし、工期を大幅に短縮できたことから認められ、実用化されたといわれる。ネットワークエ程表では、横線式工程表の不備を補い、各工種ごとの関係を明確にできる長所がある。建設省などでも奨励しており、官公庁や地方自治体などでも、工程表をネットワークで作成するよう指導しているところも増えてきた。

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ネットワークエ程表の記入ルールについては、最低の必要ルールのみを本書ではご紹介することとし、あとは専門書で学んでほしい。むしろ、本書で学んでいただきたいことは、「ネットワーク的」なものの考え方である。ネットワーク工程表をつくるためには、次の手順が必要である。「(1)工事の目的・工期をしっかりつかむ(2)工事に必要な工種、作業項目を列記する(3)歩掛りから、各工種の必要日程を確かめる(4)どの工種が先で、どの工種があとか。並行してできる工種は何かを考える(5)各工種をもっとも経済的な形に組み合わせる」これが、基本の大事な考え方があるので、これを確かめてみょう。