伝統的な和室の長押の下端は5尺7寸ぐらいだから、8畳間の天井高は9×0.3)+5.7で約8尺1寸になるが、これは一般的な住宅の天井としてはいかにも高すぎると思う。こう思うのはぼくだけではないらしく、多くの建築家が、少なくとも普通の住宅では、天井高をもう少し低めにおさえている。たとえば歌舞伎座や明治生命館の設計者として知られる岡田信一郎は、「木割りの寸法の九分とり」を目安としていたと伝えられている。「九分とり」つまり1割減だと、8畳間の天井高は7尺3寸になり、これは納得できる寸法なのだ。
[参考情報]
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ちなみに、ぼくは特別の理由がない限り8畳から10畳の間で225センチ(約7尺5寸)にしているので、高さの感覚はこの大先輩とほぼ近い。