日本の家づくりの歴史を紐解くと……

2011.09.30

そもそも日本の家づくりは、昔はその土地土地にいた優秀な棟梁と呼ばれる大工さんたちが支えていました。1970年ころからハウスメーカーが乱立し出し、その資金力と宣伝力で瞬く間に成長を遂げ、やがて地場の工務店や職人たちはハウスメーカーの下請けに参入せざるをえない状況になっていきました。バブル期を迎え、効率的金もうけ主義が横行し、手づくりから工業化の道へ突き進み、世界に誇る日本の職人たちはやがて現場を離れていくことになってしまったのです。一方で住宅産業は大きなお金が動くことを知った畑違いの人たち、たとえば化学産業・不動産業・林業・電鉄会社などが住宅メーカーを立ち上げ、ハウスメーカーが乱立することになりましたが、しょせんは素人集団の悲しさで「構造を知らない建築士」に設計をさせ、「現場のことがわからない現場監督」に現場管理をさせ、挙句のはてに「コンクリートの特性を知らない基礎業者」「釘も満足に打てない大工」などがはびこるようになりました。

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